アナグマの解体
山道を車で帰宅中、車に轢かれて息絶えたアナグマの遺体を見つけたので、毛皮をとろうと思い持ち帰りました。
まだ若めな感じなアナグマ君でした。
折角この世に生まれてきた命、無駄にしては可愛そうなので毛皮にしようと思いました。
ミョウバン鞣し
さて今回はミョウバン鞣しで行くことにします。
必要な道具
- 毛皮
- エプロンなどの汚れを防ぐもの
- 手袋(感染症などの予防)
- 鉈や包丁
- 塩ビ管
- 中性洗剤
- ミョウバン(焼きミョウバンでもおk)
- 食塩
- 紙やすり(粗目が良い)
解体作業で皮を剥ぐ
体から毛皮を丁寧に剥ぎ取ります、皮に刃が入ると破けてしまうことがあるので慎重に。
まずは首の中心付近から刃をいれ、丁度おなかの真ん中を通り、性器の手前まで切り裂きます。
性器と肛門の周りをぐるっと一周切り抜きます。
手足部分は手首から少し体側のところをカットし、内側から切り裂いていきます。
今回は頭も付けたままにするので、全体を丁寧に剥ぎ取ります。
特に顔の部分は難しいので、特に慎重に作業します。
自分はこの作業を素手でやったため、作業後もしばらくは獣臭が半端じゃなく残ってやばかった。
今回のアナグマはまだ死んで間もなく、体が生暖かったから大丈夫かな?と思ったけど、やっぱ感染症などのリスク回避のために手袋を着けるのは大事やなと思った。
ワンポイントメモ!
・皮を外側に軽く引っ張りながら、肉と皮の間の繊維を切っていくと上手く剥げる。
・頭は耳や鼻など、穴の開いた部分があるので骨格に沿って刃を入れると良い。
・全行程手袋を着けよう!
毛皮の裏すき
毛皮が剥げたら、皮の部分に残った肉を削ぎ落します。
塩ビ管に固定し、皮の表面を鉈や包丁で擦るようにこそぎ落としていきます。
毛穴が露出するくらいまで剝きすぎると毛が抜ける原因になるので、少し薄い膜が残るくらいでよい。
顔部分は脂肪が多いのかプルプルが多く付いているので、丁寧に処理します。
脂肪抜き洗浄
裏すきが終わったら、中性洗剤に半日ほど漬け込み余計な脂分を落とします。
脂分が残ると、この後のミョウバン鞣しの失敗の原因になるので、綺麗に落としきります。
半日ほど経ったら、洗剤を綺麗に洗い流します。
この時点で臭いが気になったり、洗浄残りがあった場合は何度でも洗って良いです。
ミョウバン鞣し液に漬け込む
水10、ミョウバン2、塩1の割合で鞣し液を作ります。
鞣し液の中に毛皮を入れ、全体が浮き上がらないようにして、そのまま10日ほど漬け込みます。
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